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2008.02.29 (Fri)

李登輝学校・発表録 2/13

明治19年には本格的に大学制度を整備していきます。
「帝国大学令」を含む「学校令」を完成させたことが、この年の大きな動きでした。

この学校令は第二次世界大戦による敗戦を迎えるまで、わが国の基本的な教育政策として確立されることとなります。学校令により、小学校・中学校・師範学校・帝国大学の学校種別がもうけられ、学校制度の準則が整備され学校体系が完成しました。

ですが、同時に私人が設置することのできる教育機関は小学校・尋常中学校と各種学校だけになり、前述の専門学校と称していた各私立学校は制度的な根拠を失ってしまいました。

この公立教育の優位性は同年8月に、森有礼によって制定された「東京府下私立法律学校特別監督条規」でもみてとることができます。これは東京専門学校などの法律学校が帝国大学総長の監督下におかれる、というものであり、私立学校は完全に官僚統制の支配下に組み込まれたことを意味していました。

しかし、私立学校側からの猛反対もあり、明治21年には「特別認可学校規則」の発布とともに「東京府下私立法律学校特別監督条規」は廃止されます。その後のわが国の教育制度の改革は私立学校をどう捉えるか、という一時に尽くされます。明治31年には民法が施行され、公益法人・非営利組織の一種として設立されていた各種私立学校の経営主体が個人や社団法人として認められます。

明治32年には、勅令第359号「私立学校令および私立学校令施行規則」を制定。

明治36年には、勅令第61号「専門学校令」が制定され、「実業学校令」が改正されます。この制度によって、慶応義塾や早稲田、同志社などが「大学」という呼称を正式に手に入れました。法律や政治経済系の学問を教える専門学校に予科を設けることにより、「大学」という呼称をつけることを認めたからです。

明治44年には私立学校令が改正され、既存の私立学校の経営主体が財団法人にすべて変更されます。大正7年にはこれまでの制度改革が再確認され、整備されます。

勅令第389号「大学令」と、それに関連する「大学規定」の制定です。この大学令において、私立大学は1)はじめて法的地位が確立し、2)経営主体が財団法人に規定され、3)財政的基礎の確立と供託制度が義務づけられ、4)文部大臣の監督下におかれる、と規定されました。

財務に関しては私立学校側から「大学令実施に関する請願書」などがだされ、中央政府もこの陳情を聞き入れ、「私立大学基金内規」や「私立大学基本財産供託規定」、「私学補助予算」などの制度を整備し、私立大学の財政的圧迫を軽減していったのです。

この制度整備があってはじめて、大正9年に慶応義塾大学・早稲田大学・明治大学・法政大学・中央大学・日本大学・國學院大学・同志社大学が大学としての認可を得ることになります。

大正10年には東京慈恵会医科大学、大正11年には龍谷大学・大谷大学・専修大学・立教大学・立命館大学・関西大学、大正13年には立正大学、大正14年には東京農業大学、大正15年には日本医科大学、高野山大学、大正大学が文部大臣により設立認可され、その後も順次数多くの私立学校が「大学」へと昇格していきました。しかし、これらの大学制度も線時期に入ると、その運用も変化せざるをえなくなりました。

昭和16年には、国家総動員体制の名目のもと、在学年限や修業年限が短縮されましたし、昭和18年には閣議決定において「教育に関する戦時非常措置方策」が決定されました。これは理工科系統および教員養諸学校を除き、一般学生の徴兵猶予執行を停止する、という決定でした。

昭和19年には「緊急学徒勤労動員方策要綱」による学徒の通年動員が実施され、昭和20年には「決戦教育措置要綱」および「戦時教育令」により、学校の授業が停止します。ここまでが近代教育制度の整備という意味では『第一期』にあたると思います。



→続く。


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