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2011.04.27 (Wed)

下野と敗北と勝利と。

統一地方選挙の総括をすれば、「民主党の敗北」という言葉につきるでしょう。
では、裏返して「自民党の勝利」かといえば、そうだとも思いません。
また、みんなの党や新しい地域政党はどうでしょうか。

ふたを開けてみれば、みんなの党はそんなに勢力が伸びたとは思えませんでした。
というのも、昨年の流れから考えれば、もっとより多い議席数を獲得するものと思っていました。

では、地域政党はどうでしょうか。
「維新の会」「新選組」「減税日本」など様々な新しい地域政党が起こりましたが、「維新の会」の一人勝ちで終わったという結果を皆さん感じられるのではないでしょうか。
「減税日本」の敗因として、まず考えられることは、震災の影響です。
これから、日本全体が一体となって復興を果たさなければならないという意識が国民全体に広がりつつある中、「減税」という政策を有権者が選ばなかったということだと思います。

しかし、敗北に関する最大の原因はリーダーシップとグランドビジョンだと思っています。
「減税日本」には減税の先の日本社会に関するグランドビジョンを有権者に伝える作業がまだ足りなかった気がします。「維新の会」にはそれがあります。

大阪府知事の支持率自体は、決して高いものではありません。
以前と比べると格段と下がっています。
しかし、それにもかかわらず、なぜ「維新の会」が勝利したのか。
それは、大阪をひいては関西地区の再編成という大行政改革を、現実として有権者がつきつけられているからです。小泉郵政解散のようにワンフレーズポリティクスと切り捨ててしまえば、それで終わりですが、政治家の使命とは「言葉によって伝える」ものである以上、大阪府知事の手法は政治の正道を歩いていると評していいでしょう。

この大阪の例を考えた時に、自民党や民主党という既存政党は危機を感じるべきです。
つまり、大阪の結果は、既存政党では政治は変化しないという意識を有権者がもっているからです。
では、なぜ「維新の会」なのか。それは、明確な「社会構造改革」像というものを有権者に示しているからだと思います。ただ一辺倒な官僚批判や減税ではありません。有権者皆に考えさせようとする「構造改革」なのです。

戦後、この「構造改革」を目指したのが自民党と民主党であったはずです。
自民党は自主憲法制定により社会改革を。
民主党は二大政党制の実現により、民主主義の進化を。
しかし、いま自民党と民主党はその組織価値が限界点に達しています。
選挙結果がそれを表しているのではないでしょうか。

自民党や民主党が危機にひんしているのは、明確な改革像・日本社会の姿を国民にメッセージとして伝えることのできるリーダーが表に立っていないせいだと思います。
自民党が下野したのは、ある意味では歴史的運命と考えなければなりません。
だからといって、自民党がこのまま滅んでいいかといえば、そうではありません。
自民党の党是である自主憲法制定に向けて、党の再建を図らねばなりません。
それは、今後の日本にとって必要な作業だと私は思います。
自民党は「道州制」なども実現すべき政策として掲げていますが、結局のところ、このような構造改革を成し遂げるためには、憲法構造を変えなければいけないと思うからです。
民主党も同じです。
はじめての政権交代は明らかに失敗でした。
彼らが、二大政党制をどこまでも実現したいのであるならば、政権担当能力を向上させるべく、真摯な反省をしなければならないと思います。そのことによって、自民党もまた政党としての能力があがり、日本全体の国益になるはずです。

ポイントは、両党においても、「新たな人材」を発見・育成・登用することだと考えます。
年齢が問題ではありません。
政治に携わっていた旧世代・旧勢力に代わって、彼らの魂を受け継ぐ新参者が政治の表舞台に出てこなければ、政治の新陳代謝はできないのだと思います。常に、新しい人材が還流していくことこそが、政治改革のあるべき姿ではないでしょうか。それができなければ、そのような政治勢力はただ滅びをまつだけだと思います。

歴史小説家の塩野七生はこのように述べます。
あなたはどう考えますか?。

統治者つまり政治家は、悪いことをしようと考えて悪い政治をしているのではなく、良い政治をしようと考えているのに、悪い政治になってしまう。なぜこのような結果になるかだが、それこそ、統治能力を失った従来のシステムに代わる、新システムの創設を怠ったからではないか。
(『ローマの街角から』より。)


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首相「災害止めるには政権交代」 04年にブログで
西日本新聞 2011年4月26日 22:37

 菅直人首相が野党時代の2004年に自身のブログに「あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか」と記していたことが26日、分かった。衆院予算委員会で自民党の小野寺五典氏が指摘した。
 東日本大震災への対応をめぐり、野党だけでなく党内からも退陣を求める声が強まる中、発言が自らに戻ってきた格好。
 首相は04年10月23日のブログに愛媛、高知両県の台風被害を視察した感想として記載していたが、指摘を受けてもけげんな表情を浮かべ「(自分の文書かどうか)すぐには分かりません」と答えただけだった。

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