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2010.02.17 (Wed)

夫婦別姓は、甘い理想論ではない。

夫婦別姓政策の最大の目的は、「戸籍制度」の廃止、というところにあります。
戸籍制度は、役所の管理のみに必要とされており、ことさら、絶対視するほど必要はないと主張する方々がいますが、この戸籍制度は、日本文化と歴史に根付いた「家族」制の相伝にその目的があります。諸外国のような、住民基本台帳や社会保障IDとは、まったく意味を同じくしていません。税金を徴収するためのシステムではないのです。日本は、「身分証のない」国ですが、これは戸籍という「家族」を、「個人」の身分立証よりも重視する社会だからです。

では、実際に夫婦別姓は成功しているのか?
スウェーデンやフランス、デンマーク、イギリスの例をみたら、これがどれほど失敗しているのかは、よく分かると思います。日本でも、婚外子を奨励するような風潮もありますが、この現象がどれほど社会不安をもたらしているのかを、冷静な目でみつめたことはあるでしょうか?
(もっともイギリスに関しては、保守党への政権交代が起これば、この状況は変わるのではないかな、と思っています。というのも、最近の世論調査などをみていると、イギリス人が求める家族観や伴侶観というものが、変化しはじめているのが分かりますから)


たとえば、華僑などでも夫婦は姓が違うじゃないか、という指摘はありますが、それは最近のことで、伝統ある家系を有する家は、妻が夫の姓を現在でも冠します。たとえば、謝さんという女性が、張さんという男性と結婚したら、張謝というのが姓になります。
もちろん、中華人民共和国内でも、戸籍制度の廃止や改革を唱える人たちはいます。しかし、これは流動性のない社会構造をどう変質させていくかという、共産主義体制そのものとの関係がありますから、「家族制度」の議論であると一慨に評価することはできません。

また、欧米人の例も出すヒトがいますが、このヒトたちの多くは、唯一神教の生活文化下にあります。
かつて、福島瑞穂代議士が「核家族は戦前の家の残滓である。核は分解してアトム、即ち個人個人にならなければならない。男女平等や個人の尊厳の立場からは、戸籍は廃止され、個人籍にすべき。日本の戸籍制度は世界で最も遅れた制度である」と言われたことがあります。
これはこれで、「個人」というものの捉え方において正しいと思います。「核」という概念は、たとえば、キリスト教ではとても重要な概念だからです。キリストは「父も、母も、兄弟も排せよ」と言いますが、これは「神」と直接個人が結びつくからなのです。それはそれで、正統性をもっていますが(もっとも、キリスト教的なるものは、欧州的であったローマ帝国を解体してしまいましたが)、福島代議士が誤解しているのは、彼らのいう「個人主義」と、日本の戦後民主主義下で賞賛された「個人主義」とでは、まったく質が異なるものということを理解していない点だと思います。
「先祖」と「多神教」という生活文化観にある日本文化とでは、基本的な「家族」を定義する構造が違うのです。

それでも、彼らはファミリー・ネーム、つまり、「家名」というものをとても重要視しています。

それらは、比較対象として、我々日本人とは違う、ということを理解しなくてはならないのではないでしょうか?

夫婦別姓制度は必要ないと思います。
選択的通称制度で十分であり、戸籍制度を廃してまで、現在強行しなければならない社会的課題の政策だとは思えないのです。
夫婦別姓を制度化しても、現実にはほとんど夫婦同姓を選ぶだろうと指摘されていますが、「家族」制度というのは、確実に諸外国の失敗をみていれば、解体されていくことになるだろうと思います。これは、「日本・国を滅ぼす」政策だとぼくは断言できると思っています。
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