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2009.09.06 (Sun)

李登輝元大統領が語ったこと。

20090906182605


箇条書きになりますが、東京青年会議所さんが主催された新日本創生フォーラム「この国に誇りと希望を」の内容をレポートさせていただきたいと思います。録音等が禁止されていたために、ぼくの聞き間違い・理解違いがあるかもしれません。個人的なメモ書きなので。そのときは、ご指摘お願いいたします。
(たぶん、全文載せておられる団体があると思います)

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【第1部 李登輝氏講演 内容要約】

・今回の講演の目的は、日本人の若いヒトたちに、日本精神を呼び起こしたい、という想いから、講演の依頼を受けた。
・今後、日本に二大政党制が定着するかどうかは、鳩山民主党にかかっている。国民の生活の安寧を第一にやって欲しい。
・日本は他国に尊敬される外交を。米国機軸の同盟、節度ある大陸中国との外交、そして主権独立国家としての誇りある世界諸外国との外交のいずれも重要である。
・現代日本への課題解決には、坂本竜馬の功績に求めることができるのではないか。そのため、私の講演は、坂本竜馬の第一の功績である「船中八策」を借りる形で行いたい。
・明治維新を動かした志士たちは、そのほとんどが30代の青年たちであり、彼らは立場・意見を超え、みな政治改革にひた走った。青年たちはただ血気にはやったのではなく、みな国家のことを想い、政治を真剣に考えていた。
・総統時代、台湾の改革に邁進する私に「脱古改新」の政治文化を坂本竜馬が教えてくれた。
・明治維新は、東西文明の融合をなし、近代国家としても転換するための政治改革であった。第二次世界大戦後も、日本は経済復興できた。しかし、現在の日本の社会は閉塞状況にある。いまこそ、明治維新にならい、平成維新を起こすべきではないだろうか。
・いまから、坂本竜馬の「船中八策」にならい提言することは、心ある友人からの一言として聞いて欲しい。


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【李登輝氏提言 内容要約】

1.
一部の政治家・官僚・企業が、「既得権益」をむさぼっており、官僚制政治を招いている。そのため、日本の総理は、リーダーシップが弱い。国民の直接的な選挙で総理が選ばれているわけでもなく、また世襲議員が多い政界では、天下のことを想い、国を変えていこうという意思をもった者が政治家に出にくい状況になっている。国民主権の政治の本質を見極めねばならない。国民の支持背景がないから、政治力もない。そのため、日本は他国からの支持や尊敬もないのである。

2.
都道府県制度という国家の形が、官僚制政治のもとで閉塞状況に陥っている。地域の志ある、力あるリーダーに活躍の場がない。地域主権型道州制を構想するように、国の形を新しく創りなおしていくべきではないか。地域主権の発想を起こすべし。

3.
日本の高い精神文化の育成が、日本の教養教育にはあった。日本の美意識や、徳性の高さを復興するためには、戦後民主主義や米国占領下で定められた教育制度を改革していくべき。かつての、また本来ある日本型教育制度に変えていくべきだ。

4.
現在の日本外交は、敗戦からの自虐的意識から、健全な外交ができていない。世界中から嘲笑されている。アメリカや中国への無条件な屈服は、日本の国力からかんがえれば、正常ではない。「君は君、我は我、されど」と武者小路実篤が言ったように、節度ある付き合いをしていかなくてはならない。それは台湾でも言った。中国の将来には不確実性があるからである。今こそ、日本独自の気概をもって、堂々とした外交を展開すべきである。

5.
国の基本法かる憲法をどうするかは、現在の日本の課題。たとえば、自衛隊などは米軍のいいように使われている。気骨なき政治家ばかりで、アメリカに「No」が言えない。日本再生のためには、憲法改正しかない。国民の間でも、選挙でも、憲法問題が本格的に論じられていない。憲法問題に対する無意識が、日本人のアイデンティティーの喪失を招いている。

6.
多極化する世界秩序のなかで、東アジアにおいて、いまだアメリカの負担が大きすぎる。日本はどのような役割を担うのか。将来的に日本はどのような安全保障政策を構築していくのか、改革していくのかを考えなければならない。

7.
台湾には民主化の反動が起きている。台湾アイデンティティーに逆行して、中華アイデンティティーが侵略している。馬英九政権は、国民の側にたっていない。日本のためにも、台湾のためにも、この両国の交流は促進していかなければらない。東アジア共同体を構想する前に、くずれつつある日台関係の修復を日本政府は行って欲しい。地政学的にも、台湾は日本の生命線である。

8.
日本が失われた10年を経験した理由は、日銀などの金融政策当局がの失策にある。インフレターゲティングや積極的な財政出動をすべきである。また、莫大な個人資産を、きちんとした形で市場に流れるシステムをつくらねばならない。年金や医療を、安全、安心なものに改革すれば、日本の金融資産の大部分を所有する高齢者は、その資産を市場に流すだろう。


政治は常に改革されていなければならない。現在の日本は、明治維新についで大改革をしなければならない時期だと考える。


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【李登輝氏と東京青年会議所理事長との対談 内容要約】

Q1
昔の若いひとたちと、現在の若いひとたちとではどう違うのか?李登輝先生の体験にもとづいてご意見を。
A1
私は名古屋で終戦を迎えたが、その後、広島や長崎を見てまわり、いろいろな若いひとと日本の将来について語り合った。再び来日したのは、池田内閣の時代。当時の日本の経済成長には、学ぶべきものが多かった。しかし、日本には軸がなくなったように思えた。魂の犠牲が多かった。結局、アメリカの占領を経て、自分の軸をもてなかったために、自分で物事を考えることができないのである。いまの若いひとたちはも、自分たちの力の強さに気づいていない。

Q2
日本の伝統が、世界の常識とあわなくなったことはあるのか?
A2
戦前までは、日本は他国の文化を融合し、そして新文化を創造していたが、戦後からは他国の知識や哲学の押し付けを偏重的に受け入れている。

Q3
ご自身が受けていた教育哲学とはなにか。
A3
いま、日本の教育をみていると、昔のような精神教育が復興しはじめているような気がする。20世紀の「科学の心」は、表面的なものにしかすぎない。内務的自己精神こそが、日本精神ではないだろうか。私が学徒出陣の際に「歩兵(部隊)に配属させてくれ」と願ったのは、苦しさを味わうことに進み出たのは、社会や国家のために役立ちたいと考えたから。

Q4
心と体のバランスをとるためには?
A4
人間は、自身の絶対性を求めるが、現在の科学的な教育で育てられた若いひとの間には、空虚なものがみちあふれていると思う。

Q5
「公義心」をどのように育てるべくか?
A5
まず必要なことは、リーダーが国を背負っていくという強い意志表示が必要。リーダーが公義心をもっていれば、民はついてくる。「私ではない絶対なるもの」は、私の場合は信仰だが、日本精神につながっているものでもある。世の中には指導者になりたいひとは沢山いる。どのような社会単位にも、リーダーは必要。成功する指導者だけがいればよいのではない。社会全体が指導者を育てるシステム作りをしていくべきではないだろうか。

Q6
「個人の権利」と「公義心」のバランスをとるためには?
A6
国が発展していくためには、国の将来の方向性を考え、示していく必要がある。これには個人の主体性と国の主体性を一致させていく必要がある。それは、リーダーに最も必要とさせられていることである。

Q7
これからの日本人は、これからの日本を、どのように切り拓いていかなければならないか?
A7
自分は何者か?自分は何をしなければならないのか?これらをひとりひとりが考えていくことが、日本創りのスタート地点と考える。

Q8
これからの日本を担う人たちに最後のメッセージを。
A8
「日本人でない日本人」の私からの最後のメッセージは、坂本竜馬のように「新しい日本人」が出て、日本を創り変えていって欲しいと思っています。

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21:47  |  【 想う台湾のこと 】  |  トラックバック(0)  |  コメント(3)

Comment

Re: タイトルなし

> ミクシから来ましたー
> 大変におもしろい話をアップしていただいて感謝です。
> 李先生は日本人以上に日本人な方ですね。
> そして、「自分たちの力の強さに気づいていない。」
> この言葉にショックでした。。。


ご訪問ありがとうございます。
すいません、概要メモで(>_<)。

麻生前総理がおっしゃっておられていた「とてつもない日本」というものに、ぼくたちも少しは自信と誇りをもたなきゃならないですよね。
DAISUKE (26) |  2009.10.19(月) 22:34 | URL |  【編集】

高知で小さな塾を営んでいる者です。
今回、李元総統が高知に来られたので、桂浜まで見に行って参りました。その時の様子や、台湾のことについて書いていますので、よろしかったら一度お越し下さいませ。
toyo_yk |  2009.09.08(火) 01:54 | URL |  【編集】

ミクシから来ましたー

大変におもしろい話をアップしていただいて感謝です。
李先生は日本人以上に日本人な方ですね。

そして、「自分たちの力の強さに気づいていない。」
この言葉にショックでした。。。
石★原 |  2009.09.07(月) 12:22 | URL |  【編集】

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