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2008.12.18 (Thu)

ユダヤ人の歴史、そしてその問題。

映画『アンネの日記』を見ていて、ひとつ気になったことがある。
「なぜそこまでユダヤ人が嫌われたのか」。



この問いはアドルフ・ヒットラーの出生の問題や当時のヴァイマール共和国が第一次世界大戦後に蒙った財政状況からの経済体制変化等が根本原因として今まで「ユダヤ迫害」という問題を起こしてきたと論じられてきた。しかし、この問題はある意味では歴史の必要悪であった彼( 彼の行動を肯定したのではない。少なくとも彼の登場によって、カール・シュミットが唱えた国家の危機を救う委任的独裁の形式でドイツ経済は立ち直り、多くの国民が悲惨な状況から抜け出したのは事実だからである。第一次世界大戦時の戦勝国がドイツを経済的に叩き潰したことを考えるとこの現実は当然歓迎してよい歴史である。問題は共和国憲法下の委任独裁権が主権的独裁権と変化し、彼に無制限の権力を与えたことによる。ここが重要な問題であって、ただナチスやヒットラーだけの責任に帰した形で問題を解決しようとする「逃げ」の姿勢は歴史と死者への冒涜である )の思想行動だけに責任を帰すことが出来るのであろうか。ユダヤ人はただナチスだけに迫害されたのではない。歴史上、ユダヤ人はずっと迫害されてきた。この歴史問題を解決しない限り、アンネの日記はただの「個人日記」になってしまう。迫害を受けてきた罪のない人々の魂を救うためにも、今回はユダヤ人の迫害の歴史を追いかけながら、常識論派や感情論派( 陰謀主義 )などの考えを出来るだけ排し、中立な態度でユダヤ人が何故迫害を受けなければならなかったのかを問い詰めたい。

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02:28  |  【 こんな映画をみました 】  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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